賽ドリル 1 (1) (ガンガンWINGコミックス)
河内 和泉スクウェア・エニックス

グループ:Book/ランキング:-
価格:¥ 590
発売日:2007-03-27/通常3〜5週間以内に発送
カスタマーレビュー
おすすめ度:
願う者と願いをきく者と 
(2007-04-09)
思念を残して死んだ子供(二十歳以下)が、彼岸へ渡るか現世に帰るかの選択をし、現世で積めない徳を積むための賽ドリルをこなしていくお話。
力の抜けたギャグ満載。テンポがよく、ドリルをこなすだけの単調な展開にはなっていないと思います。
そしてなんといっても絵が安定しています。すでに同じ雑誌で連載を持っている作家さんで、そちらとは調子を変えて描いているようです。すごくセンスを感じます。
私的な見所は根底にある仏教思想。
地蔵菩薩、釈迦如来など普段あんまり触れたことのない仏教のことがかなり分かりやすく描かれています。
ドリルをこなしながら"仏教"なる神様の存在が子供達にどのように関わり、なにを感じるのか。
今後が楽しみな作品です。ぜひ。
おっもしろーーい 
(2007-03-30)
あらすじ?:
病気・事故などで若くして死んだ子らが逝く賽の河原にサイノシンという神が居た。
かつては功徳を積ませる為子供に石積みをさせていたが、マイペースで変わり者のサイノシンは「今時スポ根はどうか」と思い、石積みに準じる課題─ドリル─を課すようになった。
そして、賽ドリルをクリアすれば現世に戻ることもできるという…。
かくして、不幸にもあの世逝きとなった子供たちの時々マジで、概ねドタバタコメディな課題が始まるのであった。
といった内容でお送りする『機工魔術師-enchanter-』の河内さんの新作。
斬新かつとてもおもしろく、ちょこっと道徳的な良い話もあって非常に良い感じ。
サイノシン筆頭に、基本ゆるゆるで愉快な面子がそろっていてキャラクター陣は文句なし。
ストーリーの方も課題と“解き方”にかかるアイデア、そして課題の意義などなどお楽しみ要素が充実。
更に感動系のイイ話なんかも時々あったりします。
それから、課題を始める際に振る賽によって毎回変動するゲーム感覚のパラメーターというのがあるのですが、これがまたおもしろい。
・五輪クラスの俊足を得たは良いけど、体力値がからっきしなので100m走っただけでダウン。
・すっごい力持ちだけど頭はパー
などなど、場合によっては「今の能力値ではこの課題は達成不可能なんじゃ?」と思われることも。
ですが、「絶対に出来ない課題は出ない」ようになっており、そこをどう工夫するかなど閃きと発想が肝心になるといった具合に、課題とパラメーターが相乗効果を果たしてます。
これはもう、いますぐにでも2巻3巻が欲しくなって次が待ち遠しくなるような作品ですね。