ドキュメントヴェトナム戦争全史 (岩波現代文庫―社会)
小倉 貞男岩波書店

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価格:¥ 1,260
発売日:2005-04/通常3〜5週間以内に発送
カスタマーレビュー
おすすめ度:
北側から見た戦史 
(2006-05-03)
ヴェトナム共産党の成立、第二次大戦、対仏戦争、対米戦争、対カンボジア戦争、対中戦争から1990年頃までのヴェトナムを、ヴェトナム(北)側の幹部たちの肉声やドキュメントに基づいて書いてあります。多少偏ったところもある気がしますが、元サイゴン特派員だった著者自身の見聞も各所に散りばめられており、生き生きとした文章になっています。欲を言えば、せっかくサイゴンにいたのなら、南ヴェトナムの状態をもっと詳しく記述して欲しかったです。
平和のためには戦わなくてはならないこともあるように思う 
(2005-06-12)
ヴェトナム戦争と言えば、ゲリラ、枯葉剤、泥沼、厭戦、反戦、ドラッグと連想が働くが、それはアメリカ的な視点に過ぎない。本書は1945年のハノイクーデターから、アメリカ撤退後の第三次インドシナ戦争までを主にヴェトナム側の立場から記述していく。
史実だから、感想を述べるのは難しいが、ひとつには共産主義の理想と民族主義の関係、いまひとつには、国家規模において全体像を掴むのが如何に難しいかといったあたりが印象に残る。ゴ・ディン・ジェム、グエン・カ・オキ、ロン・ノル、ポル・ポトといった権力者たちがどんな統治をしていたかというあたりも私には興味深い。