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三島由紀夫の死と私
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レビュー
三島由紀夫の死と私のレビュー・感想
【おすすめ度】:

【タイトル】: 読み応えのある三島論は、現代日本論でもある!
【コメント】: 本書を読了して先ず感じたことは、今の文芸評論家って何やってるの?ってことです。西尾氏は文芸評論から離れて久しいのに、三島由紀夫の死の問題を真っ向から論じて、しかも文芸評論としてもツボを抑え、小林秀雄と江藤淳との論争から二葉亭四迷の存在を起点に、文士と実行者の問題まで論じて、それを近代日本の宿命としてクローズアップさせることに成功しました。
このように本来なら文芸評論家が解決しなければならな...
三島由紀夫の死と私のレビュー・感想
【おすすめ度】:

【タイトル】: 本編より付録が素晴らしい。
【コメント】: 著者がかつて三島の死の三ヶ月後に発表した『不自由への情熱』という論稿が本書に付録として収録されている。これが実に素晴らしい。文芸評論として第一級。世に数多ある三島論の中でもこれほど正鵠を射たものはなかなか無かろう思われる。これが不遇にも長年陽のあたらない場所に眠っていた(眠らされていた)ということが(この辺の事情については本編に書かれているので読んでください)、非常に残念でならない。もっと早く...
三島由紀夫の死と私のレビュー・感想
【おすすめ度】:

【タイトル】: 「文化防衛論」の中の「自由と権力の状況」は...スピーキングだった。
【コメント】: 西尾さんの著作からはこのところ遠ざかっていました。第一部は、著者による1970年直前の時代の回想です。そうでもしなければ、この時代の緊張感はもはや若い人には伝えられないとというわけです。当事者にとっても、もはや現実感のない夢のような残像なのかもしれません。著者はこの70年を境として、戦前の消滅という仮説を提示しています。第三章の「芸術と実生活の問題」は、三島の60年代後半の作品の基盤の解説とい...
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