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本格小説〈下〉 (新潮文庫)
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レビュー
本格小説〈下〉 (新潮文庫)のレビュー・感想
【おすすめ度】:

【タイトル】: 現実と虚構の境目はどこに?
【コメント】: さあ下巻と言うわけで、読み始めると、かなり激しくトラップされてしまった。上流階級に入った異質物と周囲のそれに対する反応、歪んだ、しかし、ある意味純粋な愛の形、上流階級の没落、そして、下層出身者の大金持ちになっての帰還。名前に違わぬ「本格小説」というか、一昔前の小説の雰囲気を良く出している。
メインストーリーの部分の語り手の「冨美子」は、全体の狂言回しにもなっていて、話をスムーズに流...
本格小説〈下〉 (新潮文庫)のレビュー・感想
【おすすめ度】:

【タイトル】: 二回読んでしまうロマンス
【コメント】: 冨美子が全てを語り終わり、物語が終わりを迎えるときに初めてこの物語が始まると言えよう。実際に読み手は二回以上読むことを余儀なくされる。どんでん返しが起こるというわけではないのだが、にもかかわらず終盤になって漸く得られる新しい視点で、本作品をもう一度確かめたいという気持ちが生まれる故に二回目を読まずにはいられない。
冨美子の生い立ちから始まる語りは、冨美子の不遇な人生の寂寥感で一杯で...
本格小説〈下〉 (新潮文庫)のレビュー・感想
【おすすめ度】:

【タイトル】: 本格小説 下
【コメント】: アメリカで成功した太郎、結婚したよう子とその夫。あやうい関係が向かった先、それはひとつの時代の終焉でもあります。
ながいながい物語、入れ子式になった3人の語り部はそれぞれその役目を終えました。
小説は読者もまた4人目の「語り部」として入れ子にしてしまいました。
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