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「三島由紀夫」とはなにものだったのか (新潮文庫)
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レビュー
「三島由紀夫」とはなにものだったのか (新潮文庫)のレビュー・感想
【おすすめ度】:

【タイトル】: 橋本治、三島由紀夫と格闘する
【コメント】: 橋本治と三島由紀夫の意外な組み合わせに興味本位で手にしたが、橋本が三島の生涯と作品に本格的に格闘しており、読み終えた今充実感を覚えている。これまでに読んだ橋本の本では、饒舌体でシニカルな文章に馴染めず読み通すことが少なかった。これに反し本書は、三島の主要作品(遺作となった「豊饒の海」4部作、才気溢れる20代の「仮面の告白」と「禁色」、不振の30代の「金閣寺」)を丁寧に読み込み分析し、合わせて執筆時...
「三島由紀夫」とはなにものだったのか (新潮文庫)のレビュー・感想
【おすすめ度】:

【タイトル】: 三島は「風」なんかになってない
【コメント】: 三島文学賛美者の多かった生前から、その奇異な晩年・おぞましい自決後の乖離という時代も終わり、三十有余年を経て歴史の領域に埋没した平成の今、本書は時宜を得た出版である。
「豊饒の海」「金閣寺」を中心とした前編は作品論、後編は「仮面の告白」を挙げながら「同性愛を書かない作家」とみなしたり、「女」という方法を用いて「女は拒否する」男の彷徨が語られる。
著者の結論は三島由紀夫をも...
「三島由紀夫」とはなにものだったのか (新潮文庫)のレビュー・感想
【おすすめ度】:

【タイトル】: 「大人の男」になりたかった/なれなかった/なることを許されなかった人
【コメント】: 天才による文豪の解剖。そんな副題がピッタリなのかもしれない。
とにかく、すこぶる面白い本だった。
“「大人の男」になりたかった/なれなかった/なることを許されなかった人”が三島由紀夫という人なのであり、そのために「豊穣の海」を発表した後に死ななくてはならなかったのだ、というのが橋本治の出した結論である。「豊穣の海」と自分の文学的才能の限界が自殺の原因だという議論は以前より「日本人の死生観...
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