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モオツァルト・無常という事 (新潮文庫)
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レビュー
モオツァルト・無常という事 (新潮文庫)のレビュー・感想
【おすすめ度】:

【タイトル】: 「批評」と「文学」の境界について
【コメント】: 小林秀雄の芸術批評スタイルは、作品の印象や形式を云々するのではなく、その作者の「美意識」(=この本では「かなしさ」を多用)を扱うものだ。勿論、この本で扱われている西行や雪舟、モーツァルトなどはその伝記的史実自体に謎が多いのであって、古典的作家達がどのように自分の作品を意識していたかなど、正確に解かるはずもない。
小林秀雄もそんなことは百も承知で、むしろそのような批評の対象とスタ...
モオツァルト・無常という事 (新潮文庫)のレビュー・感想
【おすすめ度】:

【タイトル】: 日本にも本物の評論家がいた
【コメント】: 小林秀雄の書いたものは勉強にならないものがない。
「核心に迫る」という言葉があるが、彼ほどこの言葉の似合う人はいない。
また彼の評論には、現代の評論家たちがどこかに置き忘れている、
品位と読み手を引き込む知的探求心が備わっている。
日本の評論(評論家たち)は元来、エッセンスをつかむために、
エッセンスの周りにこびりついているカスのようなものをこすり...
モオツァルト・無常という事 (新潮文庫)のレビュー・感想
【おすすめ度】:

【タイトル】: 言葉の重み
【コメント】: 今でも(月並みですが)文章や言葉の力、というものに気付かされた最初の書であったような気がしてます。あたかも年老いて節くれ立った松の木の枝振りを目で辿っていくような錯覚/幻惑を感じます。モオツァルトの一枚の写真から展開するくだりなどは、読者は一体どこに連れて行かれるのかという不安感さえ覚えます。その陶酔感が忘れられず手放せなかった時期が痛いように懐かしいです。どう書いたところで本書に近づける訳で...
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