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ヘーゲル『精神現象学』入門 (講談社選書メチエ)
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レビュー
ヘーゲル『精神現象学』入門 (講談社選書メチエ)のレビュー・感想
【おすすめ度】:

【タイトル】: ゼノンのパラドクスに感染した「絶対知」
【コメント】: “真理は、秩序に分裂と対立と否定を持ち込み、秩序の解体と再生の絶えざる運動の内に、真の現実のありさまを見る「主体」として捉えるべき”(p.23, p.34)であり、「主体」の例は、人間、神、自然、歴史だとする。また、“自分自身の内から出てきた力によって自分自身を超えて行くものが意識”(p.38)であり、“世界全体に行き渡る否定の力を、個々の具体的な場面で発揮するのが人間の意識”(p.39)だとする。これらの論理的帰結...
ヘーゲル『精神現象学』入門 (講談社選書メチエ)のレビュー・感想
【おすすめ度】:

【タイトル】: それぞれの需要(翻訳能力に同じ)
【コメント】: 一連の長谷川批判でもうしわけないが、書くことによって、長谷川さんの業績を確認するためである。
この本は99年に出ているから、「現象学」を98年に出版した一年後ということになる。「新しいヘーゲル」は本当に新しく何も書かれていなかったが、この書は「現象学」が出た後ということで、長谷川さんもいくらか書くことができたようである。だが、三分の一ぐらいは引用で、しかもつまみ食いの様相を呈し、いわば...
ヘーゲル『精神現象学』入門 (講談社選書メチエ)のレビュー・感想
【おすすめ度】:

【タイトル】: 翻訳能力とは別?
【コメント】: 画期的的な名訳には敬服。まずは、流れがわかってこそ、その書物は評価できるのであって、長谷川訳以前の「精神現象学」の翻訳は、どうみても正常な日本語ではない。「美学講義」「哲学史講義」「歴史哲学講義」と、従来のヘーゲルの翻訳の観念を崩す見事な翻訳が出たあとに、「精神現象学」の翻訳が1996年に出た。一時は喝采を持って迎えられ、翻訳賞の受賞など、哲学の翻訳とは思えないほどの注目振りだった。が、まもなく、文句...
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