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2006年11月09日

旧暦 二〇〇六年九月十九日 先負

超格安?ADSL [ ネット ]

NNA9日】軍隊通信総公社(ベトテル)傘下のインターネット接続業者(ISP)、ベトテル・テレコムがこのほど始めた超格安のADSL(非対称デジタル加入者線)サービスが、業界に波紋を広げている。
 ベトテル・テレコムが今月1日から展開しているのは、◇設置料金9万9,000ドン(6.2米ドル)のみで最初の3カ月間は使い放題◇その後は毎月、基本料と使用料を合わせて3万ドン◇60万ドン相当のADSL2+モデムを無料進呈──という類例のないもので、申込者は実質120万ドン相当の優遇を受けることになる。このため、新規接続の申し込みが殺到している。
 ベトテル・テレコムによれば、国内でADSLの普及が遅いのは、消費者の間、 ◇ADSLはモデム代金や設置料金など初期料金が高い◇毎月の使用料も高い──という印象があるためで、今回のキャンペーンでその印象を完全にぬぐい去ったとしている。VNPTのADSL接続子会社VDCも、従来から新規加入者にモデムを無料進呈するキャンペーンを行ってきたが、ベトテルのキャンペーンでかすんだ感がある。
 FPTテレコムのチュオン・ディン・アイン社長によれば、キャンペーンを実施するISPは、新規加入者1人当たり、◇アクセスポイントから使用場所まで(平均800メートル)の通信ケーブル費用80万~100万ドン◇3カ月間のキャンペーンによる料金割り引き60万ドン以上◇進呈するモデムの価格60万ドン──を負担することになる。さらに人件費や国際回線使用料もかさむ。FPTテレコムは赤字を覚悟してまで、ベトテルのようなキャンペーンを展開するつもりはないという。
 ちょっと前に携帯とADSL分野に新規参入したViettelですが、やってくれました。月3万ドンです。って、ほんとに3万ドン。かなり怪しいと思って色々探してみましたが見つかりませんでした。当のベトテルの料金表(Dịch vụ Internet băng rộng ADSL)は違うものが載ってます。Megabuyというサイトに掲載されている情報もキャンペーンのものとは違うようです。キャンペーンの告知はサイト内で見つけられませんでしたが、トイチェー(Tuổi Trẻ Online - Viettel tham gia thị trường máy điện thoại di động)にありました。ただ、月額の情報はなし。多分30万ドンの間違いではないでしょうか。それでも十分安いです。ベトテルは転送量課金方式をとってるので、あるいは使用ゼロで最安プランだと基本料が3万ドンということかも。いずれにせよ、一時期の高額な通信費を思い起こすとベトナムはよくここまで来たものです。ASEANで経済的に負けてる国ともネット料金では十分張り合えるようになりました。最悪なインドネシアと比べるとベトナムは天国に見えます。検閲がひどくて国境なき記者団からインターネットの敵なる称号をもらいましたが、気にせず頑張ってもらいたいです。

 ベトテルが携帯に参入するときも先発の大手が嫌がらせをしていたのを思い出します。今回もベトテルの進出には批判的なようです。携帯の時はベトテルの参入時期を遅らせて、必死にベトテルの料金に合わせてましたが、今回はあまりに安すぎて追随することが出来ず、批判だけに留めたようです。料金を下げればサービスが低下すると言ってますけど、ベトナムの電話網なんてもともと不安定だし、通信企業に限らずどこだってサービスは最悪ですから、それはあんまり関係ありません。ベトテルのサービスがさらにひどくなるのは困りますけど、それを批判するなら大手も少しは経営努力をしてもらいたいものです。少なくとも障害があったときは公表して顧客に謝罪するとか。

■サービス低下か?
こうした積極キャンペーンの場合、採算をとるためには、加入者が18~24カ月間以上利用することが必要だ。加入者が増えれば、回線維持にかけるコストも増え、それを怠れば加入者は利用をやめる。ベトテルのような過剰なキャンペーンを展開すれば、企業財政かサービスの質のいずれかが犠牲になるという。VDCのグエン・ティエン・アイン・トゥアン経営副部長も、ベトテルはサービスの質が低下する可能性が大きいと見ているようだ。
 国内のADSL接続業者は現在、◇FPTテレコム◇VNPT◇ベトテル・テレコム◇SPT◇ネットナム◇OCI◇EVNテレコム◇テーゾイモイ──の8社で、このほかにケーブルテレビを利用してブロードバンド通信サービスを行なう事業者が2社あるが、実際には、◇FPTテレコム◇VNPT◇ベトテル・テレコム──の3大手が市場をほぼ寡占している。グオイラオドンが報じた。

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インターネットの敵 [ ネット ]

ITmedia News8日】国境なき記者団は11月7日、インターネット検閲に反対する「24 hours against Internet censorship」キャンペーンを立ち上げ、インターネットを検閲、遮断している「インターネットの敵」13カ国のリストを発表した。 このキャンペーンの敵と認定されたのは、ベラルーシ、ミャンマー、中国、キューバ、エジプト、イラン、北朝鮮、サウジアラビア、シリア、チュニジア、トルクメニスタン、ウズベキスタン、ベトナムの13カ国。
 いずれの国も、政府が反体制派のサイトへのアクセスを遮断したり、インターネットカフェを監視したり、ブロガーを投獄するなどの取り締まりや弾圧を行っている。
 国境なき記者団がインターネット検閲に反対するキャンペーンのため「インターネットの敵」13カ国を発表しました。目出度くベトナムも13カ国の一つに選ばれました。アフリカの国なんかが選ばれてないのを見ると、インターネットが庶民にも普及したことを改めて感じます。その点は誇らしいです。私がベトナムでネットをするときに特にサイトが見れなくて困ったことはありません。たまにアメリカのそれっぽいサイトを見ようとするとアクセス制限されているのか見れないこともありましたけど。いちおう断っておくと、アダルトサイトのことではありません。ちなみにアダルトサイトは普通に見れます。このブログなんかでも、政府批判とまでは行かないまでもちょっと皮肉を書いたりすることがあります。この程度なら全然大丈夫みたいです。日本語だし。国境なき記者団の主張だって別に正しいわけでもなんでもないし、敵と認定されちゃった国は堂々と戦ってもらいたいものです。

 ミャンマーのネットカフェは、5分おきに画面がキャプられてるとか。恐っ。実はベトナムもこの噂はありました。今回リスト新加入のエジプトは、民主改革を唱えたブロガー3人が投獄されました。これはベトナムではしょっちゅうです。国内のメディアには載りません。昨年の世界情報社会サミットの開催地チュニジアはネットカフェは国家統制下にあるそうです。中国はフィルタリングで世界最先端、北朝鮮は引き続き世界最悪のインターネットブラックホールで、数人の政府関係者しかアクセスできないそうです。一方、今回の敵リストからはずれてしまったのは、ネパール、モルジブ、リビアの3カ国でした。

ITmedia News6月8日】Google.comの検索が中国のほぼ全土で利用できなくなったとして、非政府組織の国境なき記者団が、中国での検閲を糾弾する声明を発表した。(中略)検閲を回避するために米国で開発されたソフトも、当局が設置したファイアウォールに阻まれてうまく機能しなくなったという。こうしたソフトの妨害は過去最高のレベルに達し、当局が遮断のために相当のハードとソフトをつぎ込んでいる模様だと報告している。
 中国は検閲が相変わらずひどいようです。
ITmedia News7月21日】人権団体のAmnesty Internationalは7月20日、中国のネット検閲でYahoo!、Microsoft、Googleが果たした役割に関する報告書をまとめ、サイトで公開した。同時に、ネット抑圧反対キャンペーンサイト「irrepressible.info」を立ち上げている。
 Amnestyではキャンペーンの狙いについて、「IT企業が検閲と抑圧を手助けする姿勢を強める中、変化の原動力としてのWebを取り戻す」ことだと説明する。
 中国で問題になっているネット検閲のほか、イラン、モルディブ、キューバ、ベトナムといった国では市民がネットの豊富な情報にアクセスするのを政府が妨害し、チャットルームの監視やブログの削除、検索エンジンの結果ふるい分けなどが行われているという。
 アムネスティも同様の報告を行っていますが、もちろんベトナムは含まれています。で、国境なき記者団に批判されてしまった中国が反論してます。
ITmedia News9日】中国外務省の広報課職員は匿名を条件に、「こうした批判は根拠のない言い掛かりだ」と語り、次のように続けている。
 「中国国民はインターネットへの自由なアクセスを享受しており、必要な情報を得ることができている。現在、中国国民が得ている情報は、この国にインターネットが導入される以前と比べてはるかに多くなっている」。中国のインターネット人口は1億2300人以上と、米国に次いで世界で2番目に多い。中国政府はインターネットの利用を促進しているが、その一方では、徹底的な監視体制とフィルタリングシステムを構築し、わいせつなコンテンツや反体制的と思われるサイトへのアクセスを遮断している。中国政府によれば、同政府のインターネット管理は国際標準に準拠しているという。「ほかの国と同様、中国でもインターネットは国際基準、法律、およびインターネットサービスプロバイダーの自己管理に基づいて管理されている」と外務省の担当官は語っている。
 だが国境なき記者団は年次リポートにおいて、国家が「反体制的」と見なしたコンテンツを投稿したかどで投獄されている人は世界各地で61人に上るが、そのうち52人は中国で投獄されている、と報告している。中国ではここ数年間に、反体制派の人物が何人も、政治腐敗を批判し、民主化を要求するコメントをインターネットに投稿したかどで投獄されているにもかかわらず、中国政府は今年に入り、「インターネットへの投稿を理由に誰かを逮捕したことなどない」と断言している。
(中略)同団体はこの抗議キャンペーンで次のような主張を展開した。「リストアップした13カ国は、政府を批判する内容のオンラインコンテンツを検閲し、遮断している。またYahoo!などの多国籍企業は、インターネットのフィルタリングとサイバー反体制派の追跡で中国政府に協力している」
 中国のネット規制の立場はベトナムと似たようなものかと思います。中国の高官によると、わいせつなコンテンツや反体制的と思われるサイトへのアクセスを遮断しているそうです。ただ、反体制的なネット利用者を弾圧していることは認めていません。この点もベトナムと同じでしょう。でも、反体制的サイトへのアクセスを遮断していることを認めるのは潔い。まぁ匿名だからということもありますけど。ベトナムもこれから中国の後追いをするのは既定路線なので、そのうち技術的に進歩してグーグルとかが使いにくくなる日が来るやもしれません。中国とベトナム、果たしてどちらが先に民主化するか。その頃はネット規制が吹き荒れるでしょう。あるいは接続できなくなるとか。その時はブログ書けないかも。でも、そんな事態になったら日本に召還されてるか。

Reporters sans frontieres - International

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