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2005年01月14日
嫁探しツアー御一行様 [ サイゴン日記'2005 ]
銀行で金を引き出して外に出ると、道を挟んだレストランから10組ほどのカップルが出てきました。男性は話している言葉からしてたぶん台湾人、少女とも呼べるほどの年齢の女性達は身なりからしてどこかの田舎の農村からやって来たみたいです。
ベトナムに住んでいればそれですぐにピンと来ます。そのような結婚ビジネスはチョロンの中国系住民の多い地区で盛んだと知られています。サイゴンでそんな光景に出くわしたのは初めてでした。
男性の方はその手の噂に違わぬように、ちょっと頭のおかしそうな、あるいはかなり年が行ってる、あるいは背が低く容姿も悪い、とにかく自分の国では結婚できないのだろうということが一目で分かる一団でした。
貧しさから逃れるために、半ば諦めも気持ちで、中には夢と希望を持って、少女たちは初めて会った彼らの国へ嫁いで行くのでしょう。
両者が合意の下でそうしているのですから私がとやかく言う問題でもありません。ただ、一つだけ納得いかないことがありました。
妻と二人でその様子を見守っていると、御一行様がタクシーに乗るためにこちら側にやってきました。一人の台湾人がすれ違いざまに私たちに会釈をしました。思わず妻と顔を見合わせました。
「お前なんか知らん」
どういう意味だったのか妻と家族会議を開いてもよく分かりませんでした。
少女たちが自慢げに歩けば歩くほど、その姿はいっそう痛ましさと不憫さを振りまいていました。
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ATMの引出し [ ドン相場 ]
ATMでの引出しではたいてい10万ドン札が使用されています。
現在ベトナムの紙幣は高額の物から順に改定期にあり、10万ドン札も新旧の物が混在している状態です。ベトナムでは銀行預金や給与振込みの習慣がまだ一般的とは言えないので、一旦市場に出回るとそのまま滞留し続けてしまい、特に小額紙幣などはもう二度と銀行に戻って来ることがないような気さえします。新10万ドン札が発行されて暫く経ちますがほとんどその現物を目にすることがないのもそんな理由があるのです。
「ATMで払い出される10万ドン札は新紙幣に限る」
そんな中、新10万ドン札の流通促進のためか数ヶ月前に上のようなお触れが出され、新聞記事となっているのを見かけました。

最近円高がまた進んでいます。今後円はこのまま続伸するのか、あるいはまたそろそろドンの切り下げの時期がやってくるのか。そんな不安もありますが、また円安に振れるリスクもありますので、当面必要な金ではないものの1,000万ドンばかり引出して手元に置いておくことにしました。受け取るのはドンですけど、ドン預金を引き出しているのではなく円預金を引出しの際に両替しているわけなので、円高を望んでいるのです。
「たしか、新しい札になってるんだったっけ」
ATMから現金が出てくるのを待ちながらそんなことを考えていました。蓋が開くとこれまでの札の色である臙脂色ではなく薄い緑色が見えました。やっぱり記事通りだったと思って、ちょっと得した気分を味わいながら家でもう一度数えてみると…。
まじっすかぁぁぁ。全部ぴん札でした。
ベトナムではいつも病原菌の塊のような物しか見ていないので、受け取った100枚が100枚全てぴん札だなんて、他の国では感じることができないような喜びを感じさせてくれました。
今日はささやかな幸運がもう一つ。1ヶ月前に引っ越した時になくした妻の結婚指輪のダイヤモンドが机の下から出てきました。安物なんで無くした時でさえ二人で笑ってましたが、やっぱり記念なんでまた見つかるとちょっと得した気分になります。
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娼婦大発生中 [ サイゴン日記'2005 ]
仕事帰りに別の用事を済まそうといつもと違う道を帰りました。その道の中のある区画は娼婦の客探しの場所として知られていて、いつもそれらしき姿の女性を見かけます。今晩は妻に仕事場まで来てもらって一緒に帰りながらその様子を見ていました。
彼女たちはバイクに跨り脈がありそうな男を見つけるとそばに寄って行って声をかけていますが、バイクに乗りながらではさすがに道の長さに余裕がなく、必然的に何度も何度もUターンを繰り返すことになります。
バイクを走らせながら妻とそんな話をしていると、今晩は道のあちこちにそれらしきホンダガール(死語?)を見かけました。目の前にも反対車線にも。
「今日は多いね」
なんて話をしていたら前方にそれらしき女性が数人。その中の誰が娼婦で誰が違うのか妻と意見が分かれました。全てそうだと主張する妻。3台のバイクの中から娼婦を予想する私。さて、真相や如何に…。
別の大通りの交差点まであともう少しというところで、間を置かずして3台のバイクのウィンカーが立て続けに点灯して、結局全員仕事に戻っていきました。
今日は十人以上いたようです。肩を出した服装に髪のメッシュ、ケバい化粧なんてのはイメージ通りですが、最近のホンダガールにはスペイシー型のバイクが流行ってるのでしょうか。
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