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少数民族の暴動
4月20日に同じ事件について書きましたが、事件のその後について面白い記事を見つけました。BBCで報じられたニュースを紹介したホームページを開設したベトナム人男性が逮捕されたというものです。当局の説明によると、未確認の情報で国民を混乱させる恐れがある、ということが逮捕理由だそうです。BBCのニュースは疑わしいのでそれを紹介することは許可できないというわけです。つまり、ベトナムには「表現の自由」がありません。一方、ベトナムの放送局はBBCやCNNなどの映像を使ってベトナム語訳をつけただけというような海外ニュースをよくやります。それらのニュースに関しては、なぜか信頼性に自信があるようです。
しかも驚きなのは、開設後わずか二日後に閉鎖されたという対応の早さです。文化情報省という機関が関わっているようですが、どうやら国民を監視する秘密警察のような仕事をしているのかもしれません。
今日の朝刊記事によると、暴動を鎮圧するために警官が出動し、民衆から暴行を受けたとの記事がありました。でも、警官が暴行したという記事はありませんでした。この事件によって、死者や行方不明者が出ていますが、それに対する新聞の説明は以下の通りです。
行方不明者→逮捕を恐れて逃亡
死者→暴徒化した民衆同士の争い。警官を殴ろうとして振り上げたものが誤って仲間に炸裂。
特に死亡理由が笑えますね。ベトナムの人はどんな気持ちでこの記事を読んでいるのでしょうか。
事件の発端は海外の報道内容などからして、改善要求のためのデモと見るのが妥当のようです。ベトナムでは少数民族に関わらず、日常的に各地でデモや抗議集会があるようですが、その度に警察や軍がやってきて弾圧されるそうです。つまり、「集会・結社の自由」がありません。もちろんその報道は一切ありません。今回は共産党でも報道せざるを得ないほどのものということを考えると、実は相当のものなのかもしれません。
どのマスコミであれ、事件を切り取り都合のいいように話を作り上げることに変わりはないので、海外のは正しくてベトナムのは間違っていると短絡的に結論づけるのはどうかと思いますが。
2004年04月 29日(木曜日) (旧暦 二〇〇四年三月十一日 先勝 )
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トラックバック時刻: 2004年04月29日 13:10
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